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下の印は杉田玄白の落款
印は杉田玄白の落款
浅草自性院の記録(思文閣)
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自筆下部の印は、杉田玄白の落款です。女三の宮(朱雀天皇の皇女・源氏の君の正室)、柏木への返事の手紙を書かれる「源氏物語」柏木の巻・大炊御門宗氏/自筆/茶道7B。
「安楽行品(あんらくぎょうほん)」の内容の要旨は次の通りです。自筆「源氏物語」夕霧、恋しい女二の宮(朱雀天皇の皇女)からのお手紙の返事をお待ちになる・夕霧の巻・茶道61B。
「法華経」安楽行品(あんらくぎょうほん)は、文殊師利菩薩が、世で安楽に妙法蓮華経を修行する方法を問うたのに対し、釈尊が身・口・意・誓願の四種の安楽行を説き、これによって初心の人が妙法蓮華経を弘通し修行することを示した。:即決【古都京都】「天目茶碗2客D-144」茶道具・鉄瓶.蒔絵〝江〟。具体的には、第一に身を安定にして、静寂の処にあって修行すること。【政】30776 ☆茶道具☆古曽部焼抹茶碗 箱入 高槻 茶筅 茶筒 茶碗 茶杓 茶釜 蓋 置棗。第二に他人を軽蔑せず、穏やかな心で口に宣べ説くこと。▲60SK256▲中村陶六造 大海茶入 茶道具 茶壷。第三にこの経を受持し読誦する者は、他の仏法を学ぶ者に対して嫉妬、争いの心を抱かないこと。【政】30731 ☆茶道具☆火箸 1対 銘有り 五十一代明珍宗之作 茶筅 茶筒 茶碗 茶釜。第四に大慈大悲の心で一切衆生を救おうとの誓願を発することなどが記されている。サナエ266 京都桃山 玉堂陶苑 二代目手塚玉堂造 珠光青磁花生け 共箱 在銘 本物保証 花器 インテリア 越前蔵うぶ出し。
と表記されております。:【古都京都】「飾り棚F-39」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。この表記は、フランス・アメリカなど欧米の大学
美術館等に展示のための「仕様基準」に準拠し表記されているものです。K11020 急須 平安渓仙造 白磁急須 煎茶道具 茶道具 茶器 茶壺。
坂本幸男・元立正大学学長は、その著「法華経」(岩波書店刊)冒頭で、「法華経は、
信仰の対象として強く深くあがめられ唱えられてきたが、同時に美しい比喩や巧み
な説話の数々が文学・芸術の世界にも豊かなものをもたらした」と記しております。蓋置 桜 桜蓋置 福森阿也 桜絵。
「法華経」の自筆が海外において額縁で展示されるのはこうした理由によるものです。菓子器 井上春峰 約37cm×27cm×8.8cm。
素龍は、松尾芭蕉の「奥の細道(国指定重要文化財)」を「清書(素龍・清書本)」した能筆家として有名です。【政】29400 ☆茶道具☆四君子水注 平安瑞光造 共箱 水次ぎ 茶筅 茶筒 茶碗 茶杓 茶釜 蓋置 棗。
自筆は重厚勤厳な「真書体(経典体)」です。江戸・浅草・自性院住職の能筆家・素龍/自筆「法華経」安楽行品(あんらくぎょうほん)安楽の心をよく修得できれば/茶道/茶道具14-14。
写真の印は「杉田玄白」の落款、
「自筆原本」
出品した自筆の「原文(漢文)」は次の通りです。:【古都京都】「青海波村田宗覚作炉縁F-48」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。
《妙法蓮華經。早苗224 江戸期 道八窯 古清水焼 菓子鉢 本物保証 茶道具 茶席道具 越前府中旧家蔵うぶ出し。安楽行品(あんらくぎょうほん)》
《又亦不応戲論》・・・・・諸法有所諍競。:【古都京都】「飾り棚F-40」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。
当於一切衆生起大悲想。:【古都京都】「唐松蒔絵炉縁F-47」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。於諸如来起慈父想。【政】29173 ☆茶道具☆やぶれ風炉 鉄製 茶道具。
於諸菩薩起大師想。472126 上田恒次 作 練上手 建水(共箱)茶道具。於十方諸大菩薩。▲楠廸庵▲黒釉唐松茶碗 加藤浩一作 茶道具。
常応深心恭敬禮拜。:【古都京都】「銀縁蒔絵平盆F-109」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。於一切衆生平等説法。【政】28402 ☆茶道具☆犬山焼松考筆百老図茶碗 共箱 茶筅 茶筒 茶碗 茶杓 茶釜 蓋置 棗。
以順法故不多不少。京 粟田焼 二代目 美山作 能絵「富士太鼓」 菓子器。乃至深愛法者。:【古都京都】「飾り棚F-41」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。亦不為多説。骨董■骨董 楽焼 古い 染付 貫入 赤絵 龍文 蓋付 鉢 在銘 ■。
文殊師利。【政】30955 ☆茶道具☆わらぶき小屋風器局 茶箱 茶筒 茶碗 茶杓 茶釜 水指 蓋置 棗。是菩薩摩訶薩。【政】30670 ☆茶道具☆総欅器局 ケヤキ 茶箱 茶筒 茶碗 茶杓 茶釜 水指 蓋置 棗。
(文責・出品者)
《妙法蓮華経 安楽行品(あんらくぎょうほん)》
《諸法を戲論して》・・・・・諍競する所あるべからず。永楽善五郎作 三閑人 青磁 蓋置き 保証品。
当(まさ)に一切衆生(しゅじょう)に於(おい)て大悲の想を起し、
諸(もろもろ)の如来に於(おい)て慈父の想を起し、
諸(もろもろ)の菩薩(ぼさつ)に於(おい)て大師の想を起すべし。染付 永楽保全写し 手汲金米入 合箱 茶道具 京焼 a-26e1478。
十方の諸(もろもろ)の大菩薩(ぼさつ)に於(おい)て
常に深心に恭敬(くぎょう)・礼拝すべし。楽布特選 93891 w 永楽善五郎・妙全作 紫交趾 鶴首花入れ 共箱 茶道具 花器。
一切衆生(しゅじょう)に於(おい)て平等に法を説け。:【古都京都】「滑車の花台F-65」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。
法に順ずるを以(もっ)ての故(ゆえ)に多くもせず少くもせざれ。:【古都京都】「輪島塗こまつぎ絵蒔絵炉縁F-44」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。
乃至深く法を愛せん者にも亦(また)為に多く説かざれ。:【古都京都】「高台寺炉縁F-45」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。
文殊師利、かくの菩薩(ぼさつ)摩訶薩・・・・《後の末世の法滅せんと欲せん》
(訳・出品者)
《妙法蓮華経 安楽行品(あんらくぎょうほん)》
《諸法を・・・・戯論し》、言い争ってはならぬ。:【古都京都】「飾り棚F-42」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。
まさに、一切衆生には大悲の想いを起し、
諸如来には慈父であるという想いを起し、諸菩薩には大師であるという
想いを起せ。☆【茶器/茶道具 懐石道具 火鉢】 手焙り 赤楽焼き 鮟鱇型 川崎和楽作。十方の諸(もろもろ)の大菩薩には
常にまさに深心より恭敬・礼拝せよ。:即決【古都京都】「鳳凰刻手焙B-96」文楽人形・阿波・かしら・獅子舞・面〝文〟。一切衆生には平等に法を説け。:即決【古都京都】「蜀代O-434」茶道具・灯火器〝江〟。
その場合、法にしたがって多からず少なからずに説くようにせよ。:即決【古都京都】「釣瓶花入れA-625」茶道具・鉄瓶.蒔絵〝江〟。
たとえ、法を深く愛する者であっても、多弁に説いてはならぬ。【逢絢亭・新品】茶道具 七事式道具 重香合 楽焼 青楽 桑 表千家流好み 紙箱入り。
文殊師利よ、この菩薩摩訶薩が後の・・・・《末世に於て、
法がまさに滅しようとしている時》
現代語訳の出典・「法華経」(岩波文庫)
備考・現代語訳の注記
現代語訳は、「法華経」(岩波文庫)と「法華経」のサンスクリット語原典を参照しております。【骨董・茶道具】★深草 浅尾宗筌 淡々斎書付★★蓋置 雲華焼 gp031xb.8.。ただし、たとえば「弥勒菩薩」をサンスクリット原典は「マイトレーヤ」としているため、漢文訳をそのまま引用し「弥勒菩薩」と訳しております。:即決【古都京都】「手燭2台組O-435」茶道具・灯火器〝江〟。また、意味がわかりやすいように漢文からの訳よりも数行分広く訳しております。:即決【古都京都】「天目茶碗1客茶碗4個D-145」茶道具・鉄瓶.蒔絵〝江〟。
写真右端が巻二十冒頭の写真、右下角印が伊達家(仙台藩)の家紋
写真中央が伊達家(仙台藩)家紋の拡大写真(竹に雀)右から3番目(左端)の右下が「素龍」自筆の署名。楽焼 茶道具 蓋置 「了」とあります。貴重品送料無料。
左の印のうち、上が「杉田玄白」の落款、
下が仙台藩医「大槻玄沢」の落款。:即決【古都京都】「八角御所火鉢A-160」茶道具・鉄瓶.蒔絵〝江〟。
海外展示の際の表記は、フランス語による表記であるため、
額縁の裏面に下記の「表示ラベル」を貼付しております。【新品未使用】 佐々木昭楽 なめくすり 高杯 菓子器 楽焼 在銘 共箱 共布 由来書 茶道具。
画像の出典・思文閣
出品した「法華経」は、仙台藩が「藩政安泰祈願」のために江戸藩邸を通し、能筆家で有名な「自性院無量寺住職の柏木素龍」に依頼し、藩邸は「寄進」によってその対価としたと推定されております。茶道具 蓋置 六角 青海波ノ絵、 花蝶窯(かちょうがま) 手塚石雲(せきうん)作 、桐極箱 新品。。巻二十の冒頭の伊達家(仙台藩)の所蔵を示す家紋が押捺されている。【閑】茶道具 京焼 赤楽蓋置 在銘 木箱付★時代物★5D1215。素龍は松尾芭蕉の親友として、「奥の細道」を清書しております。E16 雲華焼 蓋置 風炉師 加州 山崎宗元 海老彫蓋置 共布・共箱 茶道具。現在、その書は「素龍・清書本」として「重要文化財」に指定されております。:即決【古都京都】「天目茶碗2客D-143」茶道具・鉄瓶.蒔絵〝江〟。
素龍・清書本「奥の細道」(国指定重要文化財)の資料及び画像はこちらをクリックすると閲覧することができます。■京焼 清水焼 江戸末期 色絵 盛上 花鳥文 蓋物 在銘 骨董 共箱■。「奥の細道」(素龍・清書本)は、「草書体」ですが、出品した自筆は、重厚勤厳な隷書(楷書)です。【送料無料】松坂 茶入 仕覆付 無傷美品 年代保証 時代物 茶道具 稀少 (旧家蔵出し) WWTT069。「奥の細道」(素龍・清書本)は、一日あれば清書できますが、隷書(楷書)の「法華経」は、完成し江戸藩邸に納めるまでに数ヶ月を費やしたものと考えられます。:即決【古都京都】「湖東焼き花生P160」漆器・陶器〝器〟。「添書」から「法華経」の完成は元禄十一年(1698)です。三浦竹軒(造)金彩草花文 香炉 共箱 共布 政府認定技術保存資格者 茶道具 京焼 未使用 b7244s。素龍自筆・「法華経」は長い間、江戸藩邸にありましたが、度重なる「江戸の大火」により散逸消滅しました。【睦】吉向十三軒 十三軒尚古衛 一重 菓子器 大正期 延命 瓢箪 希少 共箱■。わが家に伝来するのは散逸を免れた残りの十分の一程度で、長い間、海外において展示されておりました。:即決【古都京都】「桐材蒔絵手付花生E-96」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶.蒔絵,香道〝江〟。
「江戸の大火」等による散逸・消失を免れた「法華経」の断簡はその後、屏風立てになっている。骨董 四代 清水六兵衛 菓子鉢 茶道具 共箱 物故作家物 売切。さらに時代が下り、茶道の道具として活用された。楽焼 茶道具 蓋置 一閑人 貴重品。「法華経」自筆の最終所有者は仙台藩医・大槻玄沢です。:即決【古都京都】「桐材蒔絵手付花生E-95」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶.蒔絵,香道〝江〟。
2・「極付(きわめつけ)」について
杉田玄白の落款は、「箔付」と同時に茶道の道具としての「極付(きわめつけ)」の意味も合わせてもっていたと推定されている。[大幸] 平安春峰造 白泥四方口窓涼炉 未使用品 上手良品 煎茶道具 煎茶器 煎茶具 古玩。「極付(きわめつけ)」は、「極め札」と同じ意味です。:即決【古都京都】「炉縁D-69」茶道具・鉄瓶.蒔絵〝江〟。古来、鑑定の目的で添付される「極め札(極付)」は、「折り紙」でありましたため、「折り紙付」とも称された。:即決【古都京都】「自在蜀代O-438」茶道具・灯火器〝江〟。
「極め札」を「極付」とも称するのはこうした理由によるものです。:即決【古都京都】「在銘ナイフ型文鎮A-632」茶道具・鉄瓶.蒔絵.香籠〝江〟。逆に偽物が多いため、信頼性がないという意味で「札付き」の言葉が生まれました。T09405 焼物蓋置2、唐木香合1 計3点セット:真作。仙台藩は、茶道が盛んであり、家臣が用いる茶道具の信頼性を高めるために当代一の「能筆家」でその書が「名筆」と称された素龍の書に後年、杉田玄白の落款を付すのは仙台藩にとって「極付(きわめつけ)」の意味を持っていたと推定されている。【逢絢亭】茶道具 蓋置 京焼 瓦蓋置 藪内流好み 渡邊常庵宗匠御遺考の蓋置 真葛(宮川)香斎 共箱入り。
3・字体について
「重要文化財」である松尾芭蕉「奥の細道」は、素龍の草書体により記されておりますが「速写」であるため一部字体がくずれております。湯冷まし■茶溢し 菊と桐の紋 阿漕焼 直し有 煎茶道具 古美術 時代物 骨董品■。これは、松尾芭蕉が素龍の友人であった気軽さゆえと考えられている。【逢絢亭・新品】茶道具 香合 京焼 掻落し香合 榊原勇一 共箱入り。一方、出品した「法華経」は大藩の依頼であったことと「法華経」ゆえ一文字ごとに精密に記されております。楽焼茶器一対袋つき 楽焼手堤茶器(袋つき)。
4・紙質
「法華経」の自筆に用いられた和紙は、楮(こうぞ)の靭皮(じんぴ)の繊維を原料として漉(す)いた檀紙(だんし)に、雲母紙を載せた「料紙」です。B10373 香雲 緑交趾蓋置:真作。「法華経」を書くために特別に作られたものです。【逢絢亭】茶道具 蓋置 京焼 染付 竹の図 紫翠窯 西村徳泉 共箱入り。
肉筆 保障 保証 真筆 真筆 親筆 自筆 本物保証 本物保障 室町 掛軸 掛け軸 自筆 天皇 茶道具 宗鑑 良寛 伝来 歌仙 極め 極札 極め札 鑑定